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学科 社会学科
年度 2008
ゼミ名 鯵坂 学
タイトル 現代の日本のお寺と世間の関わり
内容  本論文は、現代のごく一般的なお寺が、地域の人々及び檀家や門徒とどのような関わりを持っているのかを明らかにするために執筆された。第1,2章では、日本仏教の流れ及び檀家制度確立の背景について簡単に触れ、第3章では現職僧侶へのインタビューをまとめた。第4章ではアンケートの考察、第5章は僧侶の力で変わるお寺の例を挙げた。
 インタビューでは、地域や檀家・門徒との付き合いや仏教離れについて思うこと、葬式や法事以外のお寺の活動を中心に伺った。そして、全日本仏教青年会が僧侶に対して行なったアンケートから、僧侶の側が世間と仏教の関わりについてどう感じているか調べた。僧侶の力で変わるお寺の例は、【お寺の経済状況開示・檀家制度廃止・若者に開ける】といった、これからのお寺の存続・発展には欠かせないと思われる三点に絞った事例を挙げた。
 世間との関わりはほとんど葬式や法事に集約されており、これまでどおりの活動では仏教離れは益々加速してしまう。そうならないために、仏教界全体を通した改革もさることながら、住職各人の努力が必要不可欠であるということを実感した。
講評 08年度の卒論は、かなり充実したものと未熟なものとの差が目立ったことが特徴です。その違いが生じた原因は、夏休みまでに、文献研究では先行研究の基本文献をしっかり読みこみ、次の課題が確認できていたかどうか、また調査研究では調査の課題や調査対象者やインフォーマントとのを関係(ラポール)を作れていたかどうかに、あったと思います。
キーワード1 お寺
キーワード2 仏教
キーワード3 現代社会
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