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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 中村 百合子 |
タイトル | 「有害図書規制と都道府県立図書館の関係ー『完全自殺マニュアル』の事例からー」 |
内容 | 1993年10年7月4日に太田出版から鶴見済によって著された『完全自殺マニュアル』が出版された。同書はいくつかの都道府県で有害図書と指定された。しかし有害図書指定の定義そのものが非常に曖昧であること、憲法で保障されている「表現の自由」の侵害、さらには、図書館側は「図書館の自由に関する宣言」を重要視し、有害図書指定そのものを軽視しているといった傾向も見受けられ、この条例自体の問題点は多くある。本研究では、それらの問題点をより明確にし、有害図書指定の在り方をより有意義なものとするための、今後、有害図書規制がどうあるべきかという課題について考察することを目的とする。そのために各都道府県の青少年保護を目的とした条例の中の有害図書指定について書かれた文章を整理し、そこから自治体と自治体の運営の元にある都道府県立図書館の有害図書に対する取り扱い方の食い違いを見出すことができ、有害図書の在り方の問題点が露呈することになった。 |
講評 | 独自の問題意識から,一定の時間をかけてひとつの問題を深く考えるという態度で,意欲的に卒業論文に取り組めたと思います。最後の執筆と推敲にはもう少し時間が欲しかった点は,少し残念でした。 |
キーワード1 | 有害図書 |
キーワード2 | 青少年育成条例 |
キーワード3 | 選書 |
キーワード4 | 図書館 |
キーワード5 | 完全自殺マニュアル |
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