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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 小学校の跡地活用と地域振興 ―京都市中心部を事例として |
内容 | 全国で地域コミュニティの崩壊が叫ばれている。京都も例外ではなく、人口構造・産業構造の変化により、不断に再生産されてきた地域コミュニティも変化を求められている。本稿は、そんな京都のまちの自治単位・元学区に注目し、単なる通学区としての範囲ではない、生活の基盤としてのエリアがいかにして成立したのかを辿る。そして、小学校の歴史を確認し、近年の公立学校の統廃合をまとめた。特に京都市における小学校統廃合に注目し、本稿のテーマである統廃合後の小学校跡地の活用についてまとめるため、京都市内の2つの元学区を事例に取り上げた。京都市では、大規模な学校統廃合によって生まれた跡地が、10年ほどの間に様々な施設へと整備されてきた。そして、それは単に土地の有効活用としてではなく、地域のまちづくりに重要な存在価値を有していた。地域住民へのインタビューから、小学校跡地がいかにして地域生活の核として存在しているのかを明らかにする。 |
講評 | 結果として卒業論文の完成度にはかなりの差が見られた。もう少しで修士論文並みになるような高度なものと、先行研究や資料の一部を引用しただけの「つまらない」ものがあった。卒論で明らかにする課題をしっかり持ち、先行研究を的確に理解し、それに基づいて明確な分析枠組みを持っていたかどうかが、卒論の出来不出来の要因となった。その差異の原因は、就職活動の終了の時期による時間的なものあったが、大学生活最後の作品である卒論に取り組む各自の姿勢が大きかったのではと推察している。時間があったのに適当に論文をまとめた人、時間的に困難があっても、フィールド・ワークや資料収集にしっかり取り組んだ人もあった。 なお、3回生までの社会学科の授業の内容をあまり吸収していないと思われる論文もかなりあった。また、論文を書く視点が自己の日常的な経験に留まり、錯綜する現代社会を理解しようとする社会学的想像力が身についていないのでは、と感じられる論考もあった。 |
キーワード1 | 学校統廃合 |
キーワード2 | 元学区 |
キーワード3 | 跡地活用 |
キーワード4 | まちづくり |
キーワード5 | |
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