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学科 メディア学科
年度 2010
ゼミ名 竹内 長武
タイトル インターネットは日本の民主主義を変えたか
内容  本論文は、インターネットは日本の民主主義の発展に貢献したのかについて明らかにすることを目的とする。
 この際、インターネットの特性がそのまま民主主義に影響をもたらすという単純な図式ではなく、インターネットの特性と人間の性質、すなわち文化や社会といったものとの相互作用の中から民主主義の姿が立ち現れるのではないかという観点から論じていく。
 まず第1章において、民主主義とは何かについて、歴史的背景を踏まえながら確認する。
 次いで第2章では、インターネットは日本の民主主義を変えたのかということについて、吉田(2009)の情報化社会に関する議論を応用し、インターネットと文化・社会の相互作用が民主主義に影響をもたらすという観点から考察する。
最後に第3章において、相互作用の結果を示したうえで、啓蒙的な民主主義が機能していたインターネット黎明期における米国のハッカー文化の事例を示し、これからのインターネット空間の在るべき姿について検討する。
講評 非技術決定論の発想にもとづき、インターネットが民主主義の発展に寄与するのかという問題を、さまざまな論を引用しつつ考察した論考。論理的であるし、ネット社会の日本での問題点を考慮していて読ませる。
キーワード1 インターネット
キーワード2 民主主義
キーワード3 公共性
キーワード4 市民
キーワード5  
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