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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 『図鑑』の過去と現在〜読み手と作り手の視点から〜 |
内容 | ずっと人々の傍らにあり続けた図鑑という参考図書がいかなる書物なのか、一見普遍的に見える図鑑に時代性はあるのか、どんな変遷をたどってきたのか、そして、デジタル化がいっそう進むこれからの時代にどうなっていくのかという観点で現代における図鑑の機能や、役割、成立過程について論じていく。戦前までの図鑑史については、西洋においてのギリシア—ローマ期の壮大な博物誌の誕生から、ルネサンス期の珍品収集趣味、17・18世紀の大博物学ブーム、東洋の本草学の発展、そして江戸期日本における植物、珍品趣味、明治期以降の植物図鑑 の発展について、博物学などの周辺学問の発展とともに考察する。戦後の図鑑の系譜については、日本における図鑑の祖ともいうべき『牧野植物図鑑』シリーズや、学研・小学館の学習図シリーズなど、現在刊行されている資料を読み手と作り手の視点から分析していく。 |
講評 | 図鑑のこれまでと現在の状況とを分析記述した論文。日本においては、牧野の植物図鑑刊行の意味がクローズアップされている。現在では、くらべる図鑑が注意を引く。焦点がより明確になれば、さらによい論文となった。 |
キーワード1 | 図鑑 |
キーワード2 | 博物誌 |
キーワード3 | 博物史 |
キーワード4 | 学習図鑑 |
キーワード5 | 図番 |
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