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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 料理マンガから見る日本の文化 |
内容 | 日本のマンガやアニメが海外で高い評価を受けているという話を耳にするが、その中で料理マンガ・グルメ漫画というジャンルは日本独自のものらしい。この論文で料理マンガの歴史や特徴、時代とともにどのように変化してきたかを整理して、食・料理という人間の生活に必ず必要なものを扱う料理マンガがなぜ日本だけに根付いたのか、料理マンガは日本の食文化の何をあらわしているかを明らかにする。料理マンガは1970年に初めて誕生して以来、戦後の経済成長に伴うグルメブームにも後押しされ、数は増えて老若男女問わず読まれていくようになる。その内容は本格化が進み次第にレシピ本としての実用性が増していった。また料理マンガはその当時の流行や食を取り巻く社会問題を反映している。そこから世界の食を受け入れてきた日本人の食文化の豊かさと好奇心、素材や材 料の生産者や料理人の苦労など料理の背景にあるストーリーまで楽しめる日本人の感性の繊細さをみてとることができた。 |
講評 | 料理マンガを、1970年代から今日まで網羅的に取り上げ、その内容を、料理の表現とその教育性を中心に論じている。男性マンガでは料理という素材が競争に、女性向けでは人間関係の素材となっているという指摘は重要だ。よく調べている。 |
キーワード1 | 料理マンガ |
キーワード2 | 日本の食文化 |
キーワード3 | グルメブーム |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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