詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 少年漫画から探る女性像 |
内容 | 「女性史の多くは女性からの目線で語られている」ということに気づき、男性から見る女性像を探ろうということをテーマに論文をかいた。その中で、最も大衆文化として人々に近い存在であった漫画を用いて、且つ男性目線からの女性を探るため少年漫画に的を絞った。女性史を年代ごとで3期に分け、その期間に発売された代表的な少年漫画を2作ずつ選んだ。女性の歴史と少年漫画に登場する女性たちの性質を照らし合わせてみていくと、一致する部分より違う点の多さが明らかになってきた。というのも、戦前に求められてきた「良妻賢母」をキーワードとする理想的女性像が戦後、文化や生活の変化に比例する事無く根付いているのである。それは現代に読まれている少年漫画も同様であった。女性たちが従来の女性像を打ち破ろうと奮闘し、性の固定化は時代遅れとなった今でも、男性たちが求めているのは古き良き女性の姿であると結論付けることができた。 |
講評 | 時代の変化のなかで女性のイメージが大きく変化しているのに、少年漫画のなかでは古典的な女性が男性作家によってくり返し描かれていることが分析されている。作品選択に悩ん様子がうかがえる。 |
キーワード1 | 女性史 |
キーワード2 | 少年漫画 |
キーワード3 | 女性像 |
キーワード4 | 性 |
キーワード5 | |
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