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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | 農業を成長産業へ |
内容 | 食への関心が高まっている中で、食に繋がる農業に様々な問題が起こっており、早急な対策が求められている。農業は今までと同じではいけない、変わっていかなければいけないと考える。 今、何が問題なのか、どうすればいいのか。「農業」を今後、「成長」させていくために、農業の中心である「コメ」、逆に注目されていない「花卉」という分野を中心に考えていきたい。なぜ日本では多くの農家がコメを多く作っているのか、多くの農家がいるのに衰退しているのか、変われないのか。逆に注目されていない花卉は、なぜ注目されていないのか、魅力ある産業にはなれないのか。 農業について、農業の中心であるコメと中心でない花卉という逆の立場にある生産物を見ることで、なにかを得ることができると考えた。日本で今後、どのような農業を行い、今までの農業を成長させていくことはできるのかということについて考えた。 |
講評 | 社会科学的テーマならばOKということで、私のゼミでは卒論のテーマは4回生が自由に決めている。もちろんすんなりとテーマが決まることはあまりなく、二転三転してテーマが決まる。そこが、これまでの与えられたテーマで書くレポートと卒論の違いであろう。今年ゼミ生が卒論に選んだテーマは、日本農業の自立、ワーキングプア、ワーク・ライフ・バランス、日本の外国人労働者問題、医療崩壊、新規大卒者の就職、中国の農民工問題、格差社会等である。今の日本が、世界が見事に反映している。人生のスタート台にたった人たちの目にはこんな風に見える社会を、私たち大人は作り上げてきたのだ。私の卒論テーマはパートタイマー労働問題であったが、このテーマ群をみて思わず私は、今自分が22歳であったならば、何をテーマに卒論を書くのであろうかと思った。このように今という時代をつかまえる若い人たちのアンテナは確かであると思う。 今はインターネットの時代である。たいていのことはネットであら調べができる時代である。図書館での文献検索であっても、かつてなら1週間はかかることが1~2日でできる時代である。さすがにレポートを山のように書いてきた産関の学生である、データにはあたっている。しかし、そこから先は、毎年のことではあるが千差万別であった。データの原典にあたり、原典のデータを自分で加工している学生もいれば、重引きしたデータで間に合わせている学生もいる人間は間違う存在であり、他人が作ったデータである既存データは間違っている場合もあるのである。既存データを使用することの怖さを知っていてほしいと思う。 そして、先に触れたように今はインターネット時代である。だからこそ単にデータが扱われているだけではダメで、データを読み込んで自分なりにどう解釈したのか、つまりはデータとどう格闘したのか、データについての思索こそが問われると思う。この点についても、やはりよく考えた者とそうでなかった者との差は大きかった。これからあなた達が出ていくところは実社会であって学校ではない。失敗は即ダメージにつながりかねない場所だ。より深く考えることこそが武器であることを知っていてほしい。 |
キーワード1 | 農業 |
キーワード2 | 成長 |
キーワード3 | コメ |
キーワード4 | 花卉 |
キーワード5 | |
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