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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | 地域活性化のために必要なこと |
内容 | わが国は近年、不況や少子高齢化といった社会現象が生じている。そしてそのことは地方にも影響を及ぼすこととなるため、現在、地方自治体は多くの問題を抱えているといえる。地方自治体が抱えている問題の例として、「ゴーストタウン」化や地域間格差、地域経済の衰退を挙げることができる。そしてこういった地方自治体の問題を受け、国や、数々の地方自治体では対策が講じられている。国が行っている対策としては例えば、地方交付税制度の導入や市町村合併、ふるさと納税の導入、道州制の検討、補助金改革である。一方で、各々の地方自治体においてもまた、地域活性化を目的とした取り組みが行われている。本文では、北海道小樽市の取り組み、秋田市新屋地区の取り組み、山形県長井市の取り組みを紹介する。 また、地域活性化を図るためにはどのようなことが必要であるのであろうかということや、今後の地方自治体に求められていることとはどのようなことなのであろうかということを、本文で述べていく。 |
講評 | 社会科学的テーマならばOKということで、私のゼミでは卒論のテーマは4回生が自由に決めている。もちろんすんなりとテーマが決まることはあまりなく、二転三転してテーマが決まる。そこが、これまでの与えられたテーマで書くレポートと卒論の違いであろう。今年ゼミ生が卒論に選んだテーマは、日本農業の自立、ワーキングプア、ワーク・ライフ・バランス、日本の外国人労働者問題、医療崩壊、新規大卒者の就職、中国の農民工問題、格差社会等である。今の日本が、世界が見事に反映している。人生のスタート台にたった人たちの目にはこんな風に見える社会を、私たち大人は作り上げてきたのだ。私の卒論テーマはパートタイマー労働問題であったが、このテーマ群をみて思わず私は、今自分が22歳であったならば、何をテーマに卒論を書くのであろうかと思った。このように今という時代をつかまえる若い人たちのアンテナは確かであると思う。 今はインターネットの時代である。たいていのことはネットであら調べができる時代である。図書館での文献検索であっても、かつてなら1週間はかかることが1~2日でできる時代である。さすがにレポートを山のように書いてきた産関の学生である、データにはあたっている。しかし、そこから先は、毎年のことではあるが千差万別であった。データの原典にあたり、原典のデータを自分で加工している学生もいれば、重引きしたデータで間に合わせている学生もいる人間は間違う存在であり、他人が作ったデータである既存データは間違っている場合もあるのである。既存データを使用することの怖さを知っていてほしいと思う。 そして、先に触れたように今はインターネット時代である。だからこそ単にデータが扱われているだけではダメで、データを読み込んで自分なりにどう解釈したのか、つまりはデータとどう格闘したのか、データについての思索こそが問われると思う。この点についても、やはりよく考えた者とそうでなかった者との差は大きかった。これからあなた達が出ていくところは実社会であって学校ではない。失敗は即ダメージにつながりかねない場所だ。より深く考えることこそが武器であることを知っていてほしい。 |
キーワード1 | 地方自治体 |
キーワード2 | 地域活性化 |
キーワード3 | 地域再生 |
キーワード4 | 地域ブランド |
キーワード5 | まちづくり |
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