詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 有名人のメディア露出とツイッター活用の関連 ―ツイート分析を通して― |
内容 | 日本では2009年ごろから爆発的なまでの勢いでツイッターが大流行している。その勢いはこの現在でもとどまることを知らない。ユーザー数ではすでに1000万人を超えている。そのなかには一般人のほか、有名人・著名人の姿も多い。フォロワー数の多さという尺度で見た場合、その上位にいるのはお笑い芸人や歌手・ミュージシャンのように、ほとんどがテレビを中心としたメディアでよく見知っている人物である。だが、対照的に声優、漫画家のようにメディアの露出は極端に少ないはずの有名人も多くのフォロワーを獲得しているということが分かった。いったいこの差はメディア露出とどのように関連しているのか。それによってツイッターの活用状況は変化しているのか。この着想をもとに本稿ではツイッターで上に挙げた4つの職業に属する計60名の有名人のツイートを量的・質的な観点から分析を加え、考察を深めていき、ツイッターの可能性を見出していくものである。 |
講評 | ツイッターというとらえどころのないメディアについて、著者はきちんと社会学的な方法論に則って分析をおこなっており、まずその点にたいへん好感を持った。その上で、メディアへの露出が少ない声優や漫画家がなぜ多くのフォロワーを獲得するのかについて考察を進め、その専門性ゆえに関心を共有するフォロワーが集まりやすいツイッターの特性に注目しているところが良かった。ただし、もう少し個別のケースについて掘り下げた分析もあればさらにレベルが上がったと思う。 |
キーワード1 | ツイッター |
キーワード2 | 有名人 |
キーワード3 | メディア露出 |
キーワード4 | コミュニケーション |
キーワード5 | リアルタイム性 |
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