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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 「枚方宿地区まちづくり」の課題と展望 ―主体的市民活動に対する一考察― |
内容 | 近年、「まちづくり」という言葉をよく耳にする。「まちづくり」に関するさまざまな条例が制定され、数多くのNPO団体が設立されている。けれども、「まちづくり」といっても、その意味は様々である。では、「まちづくり」とは何を指し、何を目指しているのであろうか。多義的な意味のある「まちづくり」を、大阪府枚方市に位置し江戸時代に東海道の五十六次目の宿場町として栄えた「枚方宿地区」のまちづくりの事例を通して考察した。地域社会・地域環境・地域経済を「まちづくり要素の3角形」とし、この3つの観点から、行政の取り組み、市が制定した「枚方市都市景観形成要綱」、NPO団体「枚方宿地区まちづくり協議会」によって締結された「まちづくり協定」、また枚方宿で行われている様々なイベントを通して、市民によるまちづくりの仕組みとまちづくりと地域活性化の関わりについて述べた。 |
講評 | 東海道五十三次というが、さらに大阪まで街道が続き、枚方で五十六次だったとは知らなかった。たしかに淀川を船に乗って京都と大阪を往き来する光景は古典落語でもおなじみである。そのような「枚方宿」の歴史を活かしたまちづくりの研究であるが、論文後半部分の肝心のまちづくりの部分で、どのように歴史が活かされるのか、あまり述べられていないのは残念だった。地域通貨など興味深い論点が多く紹介されているので、ひとつでも掘り下げた分析があればと悔やまれる。 |
キーワード1 | 枚方宿 |
キーワード2 | まちづくり |
キーワード3 | 市民主体 |
キーワード4 | 生涯学習 |
キーワード5 | まちづくり要素の3角形 |
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