詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 大学キャンパスのイメージ —同志社大学今出川キャンパス、立命館大学衣笠キャンパスでのフィールドワーク調査を通して— |
内容 | 現代の日本の大学キャンパスは郊外の巨大な敷地に移転することや、都市部での校舎の高層化が目立つ。その背景として少子化社会のなかで優秀な学生を取り合う大学の競合や、行政の積極的な誘致活動、産官連携のまちづくりなど様々である。そうした時代の流れにおいてキャンパス空間整備の見直しが盛んに行われてきた。結果として校舎やキャンパスといったハード面での拡張が目立ったが、学問の街として発展してきた京都も例外ではない。観光、伝統文化都市の中で生長してきたキャンパスを同志社大学今出川キャンパスと立命館大学衣笠キャンパスにスポットを当てて、フィールドワーク調査、インタビュー調査により、その空間構成を紹介し、学生が持つキャンパスのイメージ像と理想像を明確にしていく。そして、京都におけるこれからのキャンパス整備について考えていきたい。 |
講評 | 著者は一貫して都市空間について研究を進めていたが、大学のキャンパスに焦点を絞って、都市空間との関係を考える方針にしたのが成功したと思う。また、海外や国内(特に京都)の大学キャンパスの形成を歴史的に調べるだけではなく、 現在の学生たちに何も見ないで自分の記憶だけでキャンパスマップを書いてもらい、それを見ながらインタビューをおこなうというユニークな方法をとったのも良かった。ただ、そこで学生たちがキャンパスの「息苦しさ」をしばしば訴えるのを読み、ずるずると定員を増して、建物だけを拡張してしまった日本の大学の都市空間的センスの欠落について考えさせられた。 |
キーワード1 | 大学 |
キーワード2 | キャンパス |
キーワード3 | イメージ |
キーワード4 | 空間 |
キーワード5 | |
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