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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | King of Popから探る新しいメディアの構築とアーティストのパワーブランド |
内容 | マイケル・ジャクソンに隠されたパワーブランドと彼のメディア使いを研究することで、なぜ世界中の人々が彼に影響を受け、また彼自身も“King of Pop”になることができたのかを論証していった。マイケルは旧来の歌とダンスと演奏とい った要素でしかなかったミュージック・ビデオの常識を覆し、ストーリー性や舞台構成などの音楽以外のあらゆる要素を加えることで、ミュージック・ビデオを革新させ1つのメディアとして確立させた。さらに彼のミュージック・ビデオは 当時まだ残っていた人種的差別の壁を越え、文化的にも社会的にも大きく貢献した。また当時のアメリカ精神と一致する歌詞世界や新たなダンスをつくり出し衝撃を与え続けたパフォーマンスにも人々は魅了されていった。さらにMTV、ペプ シ、ディズニーという企業と連携することで、マイケルは人々が望む欲求を代理充足することでクリエイター、エンターテイナーとしてのパワーブランドを発揮し、“King of Pop”へと飛躍していった。 |
講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、主に広告論の観点からブランド広告、環境キャンペーン、音楽アーティストや小説のブランディング、ドラマの広告・PR効果、都市や大学のブランドコミュニケーション、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、あくまで生活者視点に立った受け手の深層心理=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、基礎としてゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論やデータを現実にしっかりと反映するアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論であるということができます。 |
キーワード1 | マイケル・ジャクソン |
キーワード2 | ミュージック・ビデオ |
キーワード3 | メディア |
キーワード4 | MTV |
キーワード5 | 人種的差別の壁 |
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