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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 世界遺産の矛盾 ―石見銀山を事例にして― |
内容 | 今、メディアや旅行会社のツアー商品で「世界遺産」をよく目にする。2006年度と2007年度に文化庁が世界遺産候補地の公募をおこなったときには、各地の地方公共団体から30件を超える応募が寄せられるなど、大きな関心を集めた。現代の世界遺産には観光という観点からみたときある種のブランド力があると考えられる。しかし、現代のこのような世界遺産の現状は世界遺産の設立の目的からは大きなずれが生じている。このように世界遺産登録には本来の目的からずれてはいるものの、世界遺産に登録された地元の人々に観光客の増加や地域活性化の影響をもたらし、本来の目的として世界遺産登録地の保存管理状況を報告するシステムの構築、技術協力、専門的な研修の実施を支援することで、世界遺産の保護・保存・整備などを円滑に行えるように支援が受けられる。そのような世界遺産登録の矛盾について、2007年に世界遺産に登録された石見銀山を事例に地元に住む人々からのインタビュー調査をもとにマートンの顕在的機能と潜在的機能という概念を用いて分析する。 |
講評 | 08年度の卒論は、かなり充実したものと未熟なものとの差が目立ったことが特徴です。その違いが生じた原因は、夏休みまでに、文献研究では先行研究の基本文献をしっかり読みこみ、次の課題が確認できていたかどうか、また調査研究では調査の課題や調査対象者やインフォーマントとのを関係(ラポール)を作れていたかどうかに、あったと思います。 |
キーワード1 | 世界遺産 |
キーワード2 | 石見銀山 |
キーワード3 | 観光 |
キーワード4 | 地域振興 |
キーワード5 | |
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