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学科 | メディア学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | 女性クリエイターの活躍に見る、広告の送り手と受け手の変化 |
内容 | 1980年代以前に比べ、近年では広告賞受賞作の中に女性クリエイターの作品が増え、数多くの女性クリエイターが広告系雑誌に取り上げられるなど、その注目度は近年ますます高まっている。その活躍の陰には、広告の送り手と受け手の変化がある。送り手の変化としては1980年代の男女雇用機会均等法施行後、女性の社会進出における就業環境の変化がある。また、受け手の変化としては経済力をつけ、「カワイイ」というキーワードをもとにお金を遣う女性たちはマーケティングにおいて重要なターゲットであり、女性目線のマーケティングが要求される。このような外的要因を受け、才能や男勝りなタフさ、いわゆる感覚的な女脳と理論的男性脳、もちろん才能といった女性クリエイター自身の内的要因が相まって、現在の様な活躍に繋がっているのではないかと考える。 |
講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、主に広告論の観点からブランド広告、環境キャンペーン、音楽アーティストや小説のブランディング、ドラマの広告・PR効果、都市や大学のブランドコミュニケーション、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、あくまで生活者視点に立った受け手の深層心理=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、基礎としてゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論やデータを現実にしっかりと反映するアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論であるということができます。 |
キーワード1 | 女性クリエイター |
キーワード2 | 石岡瑛子 |
キーワード3 | カワイイ |
キーワード4 | 男女雇用機会均等法 |
キーワード5 | |
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