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学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 PANG JUN
タイトル なぜ、日本で韓流が受け入れられたのか――ノスタルジアを感じる韓流ファン、失われた日本性を求めて――
内容  冬ソナブームが起こってから、7年経った今もなお、冷めていない韓流。果たして韓流は、ブームなのだろうか。対象を韓国のドラマ、中高年女性にしぼり、韓国ドラマファンの人々に対してのアンケート、インタビュー調査、先行研究を通じて、論述する。2010年は、韓国併合から約100年となる。今や日本における韓流は、きわめて好意的に受け止められ、日韓関係を変えていくきっかけとなったといえる。韓流は、歴史的な扉を開いた。「近くて遠い国」だった韓国は、韓流によって、韓国のイメージを変容させ、再認識されたのである。韓国ドラマに隠された魅力、韓国に対するあこがれは、どこから来るものなのか。本論では、韓流が一時的なものではないことを立証し、なぜ、日本で韓流が受け入れられたのかという、疑問を明らかにしたい。
講評  2010年度の卒業論文は、韓流、2010FIFAワールドカップ、キャバ嬢、就活、観光、スポーツと社会化、商店街、化粧、差別問題と多岐にわたり、テーマとしてあげてきました。研究方法としても、インタビュー調査、参与観察、映画分析、アンケート調査、資料分析など、多種多様です。学生は、テーマの選定から、資料集め、先行研究の検討、データ分析そして執筆までといった一連の作業を通して苦労を感じながら、社会学の基本的な考え方と研究方法を身につけたと思います。しかし、3年生の後半から4年生の前半にかけて就職活動などの原因で、学生諸君の卒論への取り組みの時期が大幅に遅れました。いくつかの非常に面白いテーマは、もっと時間をかけて綿密に分析することが出来れば、よい論文を仕上げることができるはずだったのですが、「時間切れ」となったことが残念で仕方がありません。したがって、本年度の卒論を全体的にみれば、4年間の集大成としては、多少寂しい感じがします。
キーワード1 中高年女性
キーワード2 儒教
キーワード3 家族
キーワード4 ノスタルジア
キーワード5  
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