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学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 PANG JUN
タイトル スポーツによる社会化――地域草野球チームの活動を通して――
内容  現代人の生活において、子供から大人まで多くの人々がスポーツをしているが、人々にとってスポーツはどのような役割を持っているのだろうか。このような問題意識は筆者自身が草野球をする中で感じたことである。それらのことを背景とし、人がスポーツをすることでどのような人間がつくられ、集団、社会等にどのような影響を及ぼすかという「スポーツによる社会化」の論究を進めることにした。本調査では、実際に筆者自身が所属する地域草野球チームの成員へのインタビューを通して情報収集を行った。そしてその内容をいくつかの視点に分け、整理し分析した。
 その結果として、人はスポーツから受けた影響を自己のうちに取り入れて内面化し、社会生活を営む上で様々な形で社会化し、社会環境に対処していくことが分かった。また現代社会においてスポーツは非常に重要な役割を担っていることも理解できた。
 「スポーツによる社会化」とは、スポーツ活動を遂行していく中で獲得される社会的スキルを身に付けることであると考えられる。
講評  2010年度の卒業論文は、韓流、2010FIFAワールドカップ、キャバ嬢、就活、観光、スポーツと社会化、商店街、化粧、差別問題と多岐にわたり、テーマとしてあげてきました。研究方法としても、インタビュー調査、参与観察、映画分析、アンケート調査、資料分析など、多種多様です。学生は、テーマの選定から、資料集め、先行研究の検討、データ分析そして執筆までといった一連の作業を通して苦労を感じながら、社会学の基本的な考え方と研究方法を身につけたと思います。しかし、3年生の後半から4年生の前半にかけて就職活動などの原因で、学生諸君の卒論への取り組みの時期が大幅に遅れました。いくつかの非常に面白いテーマは、もっと時間をかけて綿密に分析することが出来れば、よい論文を仕上げることができるはずだったのですが、「時間切れ」となったことが残念で仕方がありません。したがって、本年度の卒論を全体的にみれば、4年間の集大成としては、多少寂しい感じがします。
キーワード1 スポーツ
キーワード2 社会化
キーワード3 価値意識
キーワード4  
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