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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | PANG JUN |
タイトル | すっぴんという仮面 |
内容 | 近年、化粧・メイク・コスメに関して、様々な分野での調査研究が増えつつあるようだ。しかしそのほとんどは、「化粧行動」という目に見える表向きの部分に焦点が当てられたものが多い。急激な美容ブームに伴い、女性たちにとって化粧をするという行為が「当たり前」のこととなった今、「素顔」を社会にむけるということは、彼女たちにとってどんな意味をもつのであろうか。女性たちは、ときに化粧という仮面をまとい、またときには「すっぴん」という仮面をまとい、それらを使い分けながらノンバーバルコミュニケーションを行っている。本論文では、ゴッフマンの提唱した、劇場での演技(パフォーマンス)として人々が社会役割を演じているという理論に注目し、インタビュー調査を通じて彼女たちが舞台上で「すっぴん」という仮面をまとい、人・社会に向けてどのようなメッセージを発信しているのかを読み解くこと、そしてそのメッセージがもたらされる社会のあり方を明らかにすることを目的としている。 |
講評 | 2010年度の卒業論文は、韓流、2010FIFAワールドカップ、キャバ嬢、就活、観光、スポーツと社会化、商店街、化粧、差別問題と多岐にわたり、テーマとしてあげてきました。研究方法としても、インタビュー調査、参与観察、映画分析、アンケート調査、資料分析など、多種多様です。学生は、テーマの選定から、資料集め、先行研究の検討、データ分析そして執筆までといった一連の作業を通して苦労を感じながら、社会学の基本的な考え方と研究方法を身につけたと思います。しかし、3年生の後半から4年生の前半にかけて就職活動などの原因で、学生諸君の卒論への取り組みの時期が大幅に遅れました。いくつかの非常に面白いテーマは、もっと時間をかけて綿密に分析することが出来れば、よい論文を仕上げることができるはずだったのですが、「時間切れ」となったことが残念で仕方がありません。したがって、本年度の卒論を全体的にみれば、4年間の集大成としては、多少寂しい感じがします。 |
キーワード1 | 化粧 |
キーワード2 | すっぴん |
キーワード3 | 社会心理学 |
キーワード4 | ゴッフマン |
キーワード5 | 演技 |
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