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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 教育勅語公布に関する教育史的研究―徳育を中心に―
内容  本論文では教育勅語の公布を中心にして、日本の近代公教育の始まりである学制の公布から、教育勅語公布までの教育制度の変遷、また徳育についての論争をみていく。
 教育制度については学制の公布以降、感傷主義や自由主義といった政策で二転三転してきた。また徳育については元田永孚と伊藤博文・井上毅との「教育大旨」と「教育議」における教育と徳育の論争から様々な徳育論争が行われていくが徳育の方針が定まらなかった。この論争は教育勅語が公布されることとなり教育の指針、徳育の方針が示されて一応の決着がついた。
 この流れを見ていくことで教育や徳育について自分の中でなにか一つの結論を導くことができると期待して本論文を書いていきたいと思う。
講評  本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。
 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。
キーワード1 教育勅語
キーワード2 徳育
キーワード3 徳育論争
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