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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 貝原益軒の教育思想史研―『養生訓』『和俗童子訓』を中心に― |
内容 | 貝原益軒は、徳川家による幕藩体制が確立し、四民(士農工商)の身分制度による秩序があった社会情勢の中で、庶民も読むことのできる和語を用いて教訓書を著した。それらの教訓書は、自らの得た知識と経験によって裏づけられている。江戸時代だけでなく、明治以降、現代に至るまで読まれ続けている。 現代の教育におけるさまざまな問題を考えるにあたり、もう一度日本の教育の原点にかえり、再検討する必要があると考えた。 本論では、貝原益軒の教育論を日本の教育の原点として考え、益軒の教育論の根底には何があるのか、益軒の教育論から現代の日本人に通じるものを見出していこうと思う。益軒の教育論の考察にあたって、彼の多くの著書の中でも比較的晩年に著されている『養生訓』『和俗童子訓』を中心として取り上げることとする。 |
講評 | 本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。 |
キーワード1 | 儒教 |
キーワード2 | 徳 |
キーワード3 | 女子教育 |
キーワード4 | 早期教育 |
キーワード5 | 養生 |
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