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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 武士道精神の教育思想史的研究―赤穂事件を中心に― |
内容 | 赤穂事件は泰平の世に起きた、当時の武士から庶民、学者まで巻き込んだ事件で、それらに与えた影響は大きい。武士はそのあり方を問い直し、庶民は主君のために命を懸け忠義を貫いた四十七士を称賛し、学者たちの論争はその後長きに渡り 続けられた。本論では刃傷事件の背景にあるものや、主君を失った赤穂浪士が大石内蔵助をはじめとする慎重派というグループと、堀部安兵衛をはじめとする急進派というグループに分かれ、互いに異なる意見を持っていたことを探っていく。 また、赤穂浪士をめぐる意見について、赤穂浪士を義士ではないとする意見と義士であるとする意見の両方を取り上げ考察し、なぜ意見が分かれるのかという疑問に対する答えを追う。そして、赤穂浪士の武士道精神はどのようなものであったのか、また、彼らの思想から現代の私たちが学べることがあるのではないかという結論に導く。 |
講評 | 本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。 |
キーワード1 | 武士道 |
キーワード2 | 赤穂事件 |
キーワード3 | 仇討 |
キーワード4 | 喧嘩両成敗 |
キーワード5 | 片落ち |
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