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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 貝原益軒の女子教育思想に関する研究 |
内容 | 江戸時代の教育者である貝原益軒は、『和俗童子訓』の中で「女子を教える法」と題して、儒教に基づいた独自の女子教育思想を説いた。その内容は基本的に江戸時代の封建制度を反映したものである。たとえば和順・敬順というように素直な心で人を敬うべきとして、女性が心得るべき教訓を説いた。そのような思想は『女大学』として受け継がれた後、広く社会に普及し、戦後まで日本の女子教育思想の基盤をなした。 現代の日本は、女性が社会進出を遂げるも、伝統的な女性観が失われつつある。そのため今一度、女性の在り方や女子教育を再考する必要があると筆者は考える。そこで本論文では、近世に益軒が説いた女性観と女子教育思想を研究することによって、その中から現代の女子教育に活かすことができるものを明らかにしていく。 |
講評 | 本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。 |
キーワード1 | 和順・敬順 |
キーワード2 | 女子教育 |
キーワード3 | 男尊女卑 |
キーワード4 | 男女平等 |
キーワード5 | 女性らしさ |
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