詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 学制の成立過程とその特質に関する研究 |
内容 | 明治五年に公布となった学制は、廃藩置県、文部省設立などを経て公布へと至る。この学制草案に重要と思われる江藤新平、大木喬任の働きや、海外諸国の学制に触れることで学制の立案までを考察する。また、学制で最も重視されていた小学校の設立、文部省の描いた教育行政の体制や、それに応じた地方の教育行政を追うことで学制がどのように実行されたかを見る。 教育行政という前例にないものを作るため、よく考えられたと思われる。にもかかわらず、明治十二年までの七年間で学制は廃止となった。近代教育の導入といわれる反面、机上の空論だったといわれることも少なくない。実際、最後には民衆の反発が多くあり、小学校の破壊にまで発展した。だが、本当に机上の空論だったというだけの制度だったのだろうか。立案過程、学制実行の過程を見ることでこれを検証したい。 |
講評 | 本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。 |
キーワード1 | 学制 |
キーワード2 | 文部省発足 |
キーワード3 | 近代教育 |
キーワード4 | 小学校 |
キーワード5 | |
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