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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 佐久間象山の教育思想史的研究―幕末先駆者の思想と実践―
内容  佐久間象山は幕末の海防、開国について大きく影響を与えた人物である。彼は「海防学を通して実学的視座を確立し、西洋学を受容する論理を構築した幕末の思想家」と位置づけられ、高い評価を得ている。彼は「東洋の道徳、西洋の芸術」を唱え、新しい西洋技術の需要の論理を確立するだけでなく、幕末の尊王論者である吉田松陰を始め、数多くの弟子を育成した。その評価は近代でも「西に西郷、東に佐久間」と言われている。象山の思想と行動は私の問題関心を惹起している。とりわけ、ラグビーをやっている私は彼の広い視野と強い意志に深く共鳴している。本論文は象山の学問形成、象山書院における教育活動、上洛後の開国論の普及活動を詳しく考察することによって、象山の広い視野や、強い意志がどのようにして形成されてきたのかを明らかにするものである。それを自分自身のラグビーと合わせて考えた。
講評  本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。
 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。
キーワード1 佐久間象山
キーワード2 教育思想
キーワード3 ラグビー
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