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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 沖田 行司
タイトル スポーツ教育の可能性に関する教育史的研究―ラグビーフットボールを中心に―
内容  スポーツ教育は、十九世紀初期にイギリスのラグビー校校長であったトーマス・アーノルドによって本格的に開始されることになる。彼は、当初伝統的な民衆スポーツであったフットボールを教育の手段とすることで、イギリスのパブリックスクールの立て直しを行い、スポーツを娯楽から教育へと発展させ、近代スポーツを形成したのである。それが後に世界的な人気スポーツへと発展し、ラグビーが持つ特有の「ノーサイドの精神」を生み出した。本論文では、第一章でラグビーの発祥及び日本への伝播について明確にし、第二章においてはスポーツと教育の関連性について、実際にラグビーを教育手段としている学校を具体例にラグビーの教育的意味を述べる。また、スポーツ教育に視点を当て、今必要とされる真の教育を考察する。最終章においては、日本ラグビーの現状を教育的視点から考え、ラグビーの魅力及び教育的本質に迫る。
講評  本年度は旧年度生を合わせて20名を越えるゼミ生が20000字を選択し、壮絶な卒論指導が展開された。とくにその半数が体育会に所属する学生であったこともあって研究室は熱気に満ち溢れた。
 試合の合間に机に向かって卒論と取り組む姿は感動的でさえもあった。研究室で何時間も議論し、荒削りではあるが各々の個性溢れたテーマを展開した。卒論の制作を通してゼミ生相互の信頼が深まり四年間の学生生活を締めくくるに相応しい成果をもたらした。
キーワード1 スポーツ教育
キーワード2 ラグビーと教育
キーワード3 日本ラグビー
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