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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 英語語彙学習における繰り返し学習は効果的であるか―記憶の観点から― |
内容 | 今日、英語の学力低下が問題視されている。英語における読解力やスピーキング能力などのあらゆる基礎となるのが語彙力であり、語彙力を養うことが英語の学力改善を図ることにつながる。そこで、重要となるのが記憶である。語彙学習において、語彙を記憶に長期的に保持しておくためには、どのような学習方法が効果的であるのか。我々は、学習した内容を忘却しうることは明白な事実であり、それを防ぐために効果的な学習方法を探る。そこで、短期記憶において、リハーサルが記憶の忘却を防ぐのに効果的であることに着目し、同様の役割を果たすものを長期記憶における「繰り返し学習」として、その効果を検討することを目的とする。また、分散学習と集中学習の先行研究を通して、そのような「繰り返し学習」の効果をより一層高めるために、さらなる検討を加える。 |
講評 | 私のゼミの今年度の卒業論文は、20,000字のものが1編、10,000字のものが9編が提出されました。 前者は九色の色の名前(漢字)と、色パッド(色紙)を実験参加者に提示して、その印象の違いを、心理学的な手法で検討するというものでした。言語連想法と意味微分法(SD法)の両者を活用して興味深い結果が示されています。100名の参加者についての丁寧な分析になっているので、学術的にも大きな意味があるものと考えています。 また、後者の多くの論文は、三年次のゼミから研究したものを、今年度になってからも引き続き研究を深め、各人がそれぞれの視点からまとめたものになっています。異文化理解に関わるものや、外国語学習に関わるもの、特別支援教育に関わるもの、その他、コミュニケーションに関わるものなど、さまざまなテーマのものがありました。それぞれの努力を評価したいと思っています。 |
キーワード1 | 長期記憶 |
キーワード2 | 繰り返し学習 |
キーワード3 | リハーサル |
キーワード4 | 分散学習 |
キーワード5 | 忘却 |
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