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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 井上 智義
タイトル 留学生の日本人に対するイメージの変化
内容 本論文では、留学生が持つ日本人のイメージが来日前・来日後でどのように変化するのか、またそのイメージの変化には日本人との友人関係や、日本でのさまざまな経験がどのように関係しているのかを明らかにすることを、目的とした。その方法として、同志社大学に在籍する中国人留学生14名、韓国人留学生2名(学部生・院生を含む)を対象に、質問紙調査とインタビュー調査を行った。その結果、来日前の日本人のイメージより来日後の方が良くなっている留学生もいれば、逆に悪くなっている留学生も、全く変化の見られない留学生も見られた。そのイメージの変化には、日本人の友人との関係やその友人の年齢、日本での「偏見を感じた」経験や「親切だと感じた」経験などさまざまな良い経験や悪い経験などが関係していた。
講評 私のゼミの今年度の卒業論文は、20,000字のものが1編、10,000字のものが9編が提出されました。
 前者は九色の色の名前(漢字)と、色パッド(色紙)を実験参加者に提示して、その印象の違いを、心理学的な手法で検討するというものでした。言語連想法と意味微分法(SD法)の両者を活用して興味深い結果が示されています。100名の参加者についての丁寧な分析になっているので、学術的にも大きな意味があるものと考えています。
 また、後者の多くの論文は、三年次のゼミから研究したものを、今年度になってからも引き続き研究を深め、各人がそれぞれの視点からまとめたものになっています。異文化理解に関わるものや、外国語学習に関わるもの、特別支援教育に関わるもの、その他、コミュニケーションに関わるものなど、さまざまなテーマのものがありました。それぞれの努力を評価したいと思っています。
キーワード1 留学生
キーワード2 日本人のイメージ
キーワード3 イメージの変化
キーワード4  
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