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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 知的障害者の家族の問題と自立への課題
内容  介助や見守りなしでは生活できない知的障害者であるが、親の死亡や核家族化、過重・無限定・無期限の負担を家族が背負うことへの限界、経済的な負担など家族介助には限界がある。そしてその負担を軽減するためにも、障害を持っている本人の自立が大きな課題である。本稿では、そんな障害者の家族が抱える様々な問題を取り上げながら、現在の福祉制度の現状・障害者を持つ家族の思いを明らかにし、知的障害者が安心して生活できる、また自立を目指すためのこれからの課題を明らかにすることを目的としている。
 まず始めに、障害者を家族に持つ家庭での問題を、自分の体験談も基にしながら具体的に明らかにする。次に福祉制度の現状を取り上げ、そもそも知的障害者の自立とは何だろうかということを考えながら、聞き取り調査も参考にし、家族の思い、そして自立に対する現在の福祉の問題点・課題を明らかにする。最後にこれらを踏まえて、障害者はその家庭だけの問題、と考えるのではなく地域支援をもっと確立し障害者が自立できるようにするためのこれからの課題、また家族がお互いに縛られない関係を築くためにできることへの考察を自分なりに考えていきたい。
講評  知的障害者の自立について家族支援という観点から考察したものである。本人の思いはもちろんのこと、その家族の思いに寄り添いながらの検討が展開される。著者本人の体験や関係者への聞き取り調査による論考は非常に説得力ある内容となっている。
キーワード1 知的障害者
キーワード2 障害者の家族
キーワード3 障害者の自立
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