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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 青少年の自傷行為への理解と予防 ―なぜ自分を傷つけなければならないのか―
内容  本稿では、中高生、いわゆる青少年の自傷行為を一つの社会問題として捉え、その理解と予防について論じている。「リストカット」をはじめとした自傷行為はテレビや漫画の影響もあり、ここ数年で広く認知されるようになった。多くの学校でも自傷経験のある生徒が増えているなかで、なぜ自らに痛みを与えるのか、また自傷行為の何が問題となり、どのような危険性があるかを示し、今後教育の現場はどう変わっていくべきか、また自傷者に対してどのようなサポートをしていくべきかについて述べている。
 まず青少年の自傷経験者数など、自傷行為の現状を述べる。次に何が自傷行為と位置づけられ、なぜ自傷行為をするのか、また自傷者にはどのような傾向が見られるか、自傷行為そのものへの理解を深める。さらに自傷行為によって自傷者にどんな影響があり、どのような危険性があるかを示唆。最後に自傷者にどのような対応や援助が必要とされ、今後どういった対策が必要かを考察する。
講評  中高生の自傷行為を取り上げ、何がそのような自らを傷つける行為に至らしめるのかといった、その行為の背景に焦点を当てている。「リストカット」などの自傷行為に対するアディクションの観点からの考察など、非常に示唆に富む考察がなされている。
キーワード1 自傷行為
キーワード2 青少年
キーワード3 学校保健
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