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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 日本的求職活動の持続と変化――マニュアル本を通して見る日本的就職活動」 |
内容 | 現在の日本における大学生の就職活動は、会社訪問・OB訪問に始りエントリーシートやグループディスカッション等非常に複雑な選考方法を持つ。そのような就職活動が歴史的・世界的に見てどのような位置付けにあるのかを明らかにし、それにより就職活動を日本独自の文化として位置付けること、それこそが本論の目的である。そのためにまず、現在の就職活動・他国の就職活動・日本の就職活動の歴史、について主に先行研究・企業人事担当者へのインタビューから得た情報を活用して論じていく。そして本論の研究の中心として、先行研究で欠けている視点である『学生の視点』から就職活動マニュアル本を過去のものから時系列で分析していく。その結果、現在の日本の就職活動の特徴とは、自由応募方式と新卒定期一括採用という制度にあり、とりわけ新卒定期一括採用に関しては、就職活動の歴史において常にその中心として機能してきた、ただし近年の就職活動は確実に変革期が訪れている、という点まで明らかにすることが出来た。 |
講評 | 「就職活動」という一種独特の日本文化については、何らかのかたちで実証的に論じてほしいものだと常々思っていたが、マニュアル本に絞って歴史的変遷を分析したところで、この論文のオリジナリティが出てきたと思う。「日本的」特徴を抽出する余り、日本内部の違いを等閑視している向きはあるが、一つの形にはなった。 |
キーワード1 | 新卒定期一括採用 |
キーワード2 | 実力主義 |
キーワード3 | 自由応募方式 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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