詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 国生 寿 |
タイトル | 西洋音楽の導入―明治期における西洋音楽の役割― |
内容 | 日本の近代化が民主主義の思想の着想を及ぼしたことはよく言われていることだが、こういった思想は軍事的側面も強かったことを否めない。異国の圧力によって、当時の現状に目をつぶり続ける事が困難になった幕府が開国にいたり、軍事力といった権力によって大きく国の将来が左右されるという認識が芽生えた日本では、文化、軍事の両面で西洋が持つ“進んだ文明”を手にするべく近代化を推し進めた。 この“進んだ文明”を認識する過程において西洋音楽はいかなる役割があったのか? 何故邦楽という伝統音楽を持つ日本が西洋音楽を取り入れることに至ったのかといった問いにを考察し、西洋音楽が現代もなお西洋文明化の装置としての役割を担っているのではないかといった問題意識を検討する。 |
講評 | 本ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。 これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。 大方の学生は,厳しい就職活動中にもかかわらず,夏休み中も含めて熱心に卒論指導を受けていた。 これらの成果が卒業後の生活に生かされるものと信じたい。 |
キーワード1 | 日本の近代化 |
キーワード2 | 西洋音楽 |
キーワード3 | 唱歌教育 |
キーワード4 | 岩倉使節団 |
キーワード5 | |
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