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学科 教育文化学科
年度 2010
ゼミ名 国生 寿
タイトル 市民による博物館の創造―「開かれた博物館」へ向けて―
内容 人々の生涯学習活動が著しく多様化、高度化している今日、博物館を有効に活用した教育活動の必要性が高まってきていると考えられる。しかしこれまで日本の博物館は地域社会の人々の期待、要求などに十分耳を傾けたり、地域社会の人々にとって自由に活動したり、学習することのできる場ではなかったし、親しみを感じさせることもなく、まさに近づき難い閉鎖的な存在でしかなかった。こうした閉鎖的な博物館では、今日のような人々の多様かつ高度化する生涯学習活動への要請に対応できないことは明らかである。
 そこで「開かれた博物館」とはどういった博物館を指すのか整理し、さらに地域全体を博物館と見立て、自然や文化遺産を現地保存し、住民が活動の中心となり作り出していく博物館を運営する「NPO法人朝日町エコミュージアム」の活動事例からその意義や重要性について考察していく。
講評  本ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。
 これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。
 大方の学生は,厳しい就職活動中にもかかわらず,夏休み中も含めて熱心に卒論指導を受けていた。
 これらの成果が卒業後の生活に生かされるものと信じたい。
キーワード1 生涯学習
キーワード2 開かれた博物館
キーワード3 エコミュージアム
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