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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 子育てを取り巻く環境の変化と子育てニーズへの対応 |
内容 | 乳幼児を育てる家庭は、様々なニーズを抱えている。その中でも本稿は「経済的・保育・相談」の3つのニーズを取り上げ、どのような社会環境によりそのニーズが生まれ、そのニーズに対してどのような支援が行われているのか整理している。現在行われている支援の中でも、これまで小規模で行われていたが、今後普及が期待されるものに、当事者である親や、地域住民が主体となって行われている子育て支援活動がある。こうした団体には資金や人的資源が不足しているといった課題はあるが、近い距離で子育て家庭のニーズを把握でき、地域全体の子育て力を高められるなど、公的な子育て支援では不十分な部分を補うのに欠かせないものである。そのような団体が行う子育て支援がより効果の高いものとなり、継続されるためには、「常設された専用の活動拠点」「援助する側への支援」「子育て支援団体同士のつながり」が必要であることを、実際の事例をもとに提言している。 |
講評 | 本論文は現在の子育てニーズについて、その多様化の背景まで触れた上で論じ、それらに対応する各種の子育て支援について紹介している。その上で当事者主体の活動や地域住民による支援活動が今後一層必要と考えられることを論じ、その参考となりうる先駆的な事例について紹介している。 サービスの紹介の部分などやや冗長な部分もあるが、全体に多くの文献や資料に丹念にあたり、丁寧に議論を展開している点が評価される。 |
キーワード1 | 親のニーズ |
キーワード2 | 子育て支援 |
キーワード3 | 当事者主体・住民主体 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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