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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 永田 祐
タイトル 就労世代の貧困問題における社会保障対策の検討 ―ベーシックインカムの実現可能性に焦点を当てて―
内容 今日の日本では、ワーキングプアに代表される就労世代の貧困化の影響に伴い、保険や年金の未納率が上昇し、少子高齢化の問題も合わさって、社会保障制度の制度自体の存続の危機が問題になっている。本論文は、それらの問題の現状と課題を分析し、それに対応する所得保障政策、中でもベーシックインカムという構想に焦点を当てる。ベーシックインカムとは、「無条件にすべての人に給付される社会手当」であり、近年注目を集め始めている。このベーシックインカムについての歴史や制度の概要、社会的効果と実現に伴う課題を海外の所得保障政策と比較して、そこから見える問題点にも注目することで、ベーシックインカムだけではなく、日本において今後必要となる所得保障政策の在り方についても考察した。
講評 筆者は、ベーシックインカムという難しいテーマについて、豊富な文献に基づいて丁寧に考察しました。論文は先行研究を踏まえた論理的かつ首尾一貫したすぐれた内容で、感心させられました。研究の内容やプロセスで得た学びを今後の自分自身の生き方の選択に活かし、活躍されることを期待しています。
キーワード1 ワーキングプア
キーワード2 ベーシックインカム
キーワード3 海外の所得保障政策
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