詳細
学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 永田 祐
タイトル 地域包括支援センターが中心となる地域包括ケアの構築 ―ネットワークを構築するソーシャルワーカーの役割に焦点を当てて―
内容  2005年の介護保険法改正の際に地域包括ケアの中核機関として地域包括支援センターが創設された。地域包括支援センターは地域のさまざまな施設や機関、地域住民と連携し、幅広い福祉問題の相談に対して総合的に支援をおこなっていくことを想定しており、地域における福祉支援のセンターとして位置付けられている。しかし現在、地域包括支援センターはケアプラン作成などに手一杯で地域包括ケアの構築にまで手がまわっていない状況にある。そこで本研究では、地域包括ケア構築の基盤となる地域包括支援ネットワークの構築に焦点を当て、先行研究分析やフィールドワークを通して地域包括支援ネットワークの構築ができていない原因や地域包括支援ネットワーク構築に向けて求められるソーシャルワーカーの役割などを論じていくことで、地域包括支援センターが中心となり地域包括ケアを構築していくためにソーシャルワーカーはどのような役割を担うべきかについての考察をおこなった。
講評  筆者は、地域包括支援センターの業務の中でもソーシャルワーカーのネットワーク構築に焦点を当てて考察しました。地域包括ケアの中核となることを期待されている包括支援センターも、本来期待されているネットワーク構築業務などが十分に行えていない現状があります。そうした現状をどのように変えていけばよいか。現場の声や、地道な文献研究によって解決策を提示するすぐれた論文になりました。卒業後も地域包括ケアシステムの構築に貢献できる人材として活躍されることを期待しています。
キーワード1 地域包括支援センター
キーワード2 地域包括ケア
キーワード3 ソーシャルワーカー
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.