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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 永田 祐
タイトル 現役世代の老後 住宅環境に焦点を当てて
内容  近年、高齢者の一人暮らしが増え、孤立した生活を送っているケースも多い。さらに、地域での住民同士の交流も希薄化しているため、問題を抱える高齢者の発見が遅れ、孤独死や犯罪被害が深刻な問題になってきている。また、若年層では、未婚化などの影響で家族をもたない人が増え、将来的に一人暮らしの高齢者がさらに多くなることが予想される。現在一人暮らしをしている高齢者の多くが継続居住に関する不安を抱え、安心して暮らせる住環境の整備が求められている。
 本論では、こうした課題について現在の高齢者住居政策を参考にしつつ、どのような住環境が理想であるか考えていく。第一章では、若年者と高齢者の社会的背景の違いについて触れ、第二章では、住宅と関連する問題を挙げている。そして、第三章で、現在つくられている高齢者向け住宅の概要と現状、課題について述べ、第四章で高齢者・若年層の住宅状況を考察する。最後にまとめとして、第五章でこれからの高齢者向け住宅に必要な要素やあり方をまとめていきたい。
講評  筆者は、高齢期の住宅の問題に対して、特に単身者に焦点を当てて論じました。単に同居が少なくなるだけでなく、非婚により単身世帯が増加する中で、今後最も対策が必要となってくる領域に幅広い文献やデータを活用して、すぐれた考察を加えることができました。今後、政策や実践の場で、研究で得た成果を反映されていくことを期待しています。
キーワード1 ひとり暮らし高齢者
キーワード2 住居
キーワード3 人間関係
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