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学科 社会福祉学科
年度 2010
ゼミ名 永田 祐
タイトル 円滑な民生委員活動に向けて ―事例から考察する民生委員活動とその阻害要因―
内容 近年、障がい者の地域生活促進や地域医療の充実など、さまざまな状況にある人の生活の場として再び地域が注目されつつある。特に2000年の社会福祉法の改正は、その内容に「地域福祉の推進」という新たに盛り込み、地域福祉がソーシャルワークにとって重要な分野であることを示した。そしてこれは同時に現在の地域社会はソーシャルワークを必要とするさまざまな課題を抱える存在であることの再確認でもあった。後を絶たない高齢者の孤独死問題をはじめ、いま地域は人同士のつながりに稀薄化に端を発する課題に溢れている。2010年8月に発覚した所在不明高齢者問題はまだ記憶に新しい。
 そしてそういった事件に際して「民生委員は何をやっていたのか」という声が上がることは少なくない。本論文ではこの民生委員に焦点を当て、民生委員の実際の活動とその課題について、事例を挙げながら考察を加え、今後民生委員の活躍に必要だと考えられる要素を模索してゆく。
講評  筆者は、民生委員の問題取り上げました。昨夏の「行方不明高齢者」の問題以降、民生委員のことが新聞で取り上げられることが多くなりましたが、それでもややマイナーなこのテーマを取り上げたのは、昨夏の実習ⅦⅧでの経験があったからでしょう。日本の地域福祉を支えるボランタリーな力の可能性や問題点について、自分の言葉で表現することができました。卒業後も地域で活躍するソーシャルワーカーとなることを期待しています。また、ゆくゆくは民生委員としても活躍してください。
キーワード1 地域福祉
キーワード2 民生委員
キーワード3 多職種協働
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