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学科 | 社会学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 日本におけるベジタリアンの現状――ベジタリアンフェスティバル2008を軸として |
内容 | 日本のベジタリアンの現状を、京都で年に1回行われているベジタリアンフェスティバルを軸として見ていった。ベジタリアン協会が挙げている、ベジタリアニズムを実践する背景は、健康、環境、食糧・飢餓問題、動物愛護である。ベジタリアンフェスティバルは、ベジタリアンの意見交換や情報共有の場としての役割を果たしていた。ベジタリアンフェスティバルで行ったアンケートで、ベジタリアンフェスティバルの参加者は、食生活に対する意識が高いことがわかった。また、ベジタリアンの食事をする理由として、環境、食糧・飢餓問題、動物愛護を挙げている傾向が見られることがわかったが、今回のアンケートでは健康とベジタリアンの食事との関係は見られなかった。ベジタリアンへのインタビューでは、1つのきっかけでベジタリアンになったとしても、その後ベジタリアンに関係する様々なことに興味を持ち、視野が広がっていく循環が生まれていることが明らかになった。さらに、ベジタリアニズムを実践する理由は一見違った考え方のようであるが、1つずつの背景を見ていくと、戦後日本の近代化に対する反省の動きの中で生まれてきた考え方であるという点で共通していることがわかった。 |
講評 | 「ベジタリアン」の社会学的研究は面白いだろうと思っていたので、それに手をつけたことに意義がある。面白そうなデータが少しずつ出ているのに、解釈しながらまとめあげていく、という作業が不十分だというのが全体の印象で、最後も尻切れトンボ気味ではある。もったいないが、まずは一歩を刻んだものと理解しておく。 |
キーワード1 | ベジタリアン |
キーワード2 | 新しい社会運動 |
キーワード3 | 近代化への反省 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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