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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 社会的弱者による犯罪と社会復帰支援 |
内容 | 近年、「刑務所の福祉施設化」といわれるように、刑事施設を最後の居場所として犯罪を繰り返す障害者や高齢者の存在が問題となっている。これら社会的弱者による犯罪の背景には、貧困や孤独など「社会的排除」の問題がある。本来このような問題は福祉が対象とする領域で、様々な機能を使って対象者の生活を保障することが福祉の役割である。しかし、実際には福祉のセーフティネットから漏れてしまった人たちが、再び刑事事件を犯すまで事実上放置されているという現実がある。このような実情に対し、近年では犯罪者処遇の過程にソーシャルワーカーを置く重要性が訴えられてきている。 本論文では、罪を犯した社会的弱者への社会復帰支援に必要だと考えるソーシャルワーカーに注目し、その重要性について検証している。さらに、ソーシャルワーカーが犯罪者処遇の過程において具体的にどのようなアプローチが出来るのかを考察している。 |
講評 | 筆者は、「社会的弱者による犯罪」にテーマを定め、社会復帰支援におけるソーシャルワークの役割について考察しました。先駆的な取り組みを行うNPOを取材したり、刑務所の見学を行うなど積極的にフィールドワークを行ってすぐれた論文をまとめることができました。犯罪という形でしか社会とつながれないような社会を変えていくようなソーシャルワーカーとして活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 社会的弱者 |
キーワード2 | 犯罪 |
キーワード3 | ソーシャルワーカー |
キーワード4 | |
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