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学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 藤本 昌代
タイトル 職業特性と仕事満足度
内容  日本版General Social Survey<JGSS-2006>の二次分析を行った。先行研究では仕事満足度と主観的幸福度に影響の強い規定要因の1つに、収入が挙げられていた。収入の平均値は従業員数の小さい企業よりも大きい企業の方が高い。企業規模別に仕事満足度の平均値を見てみると、大きい企業の者よりも小さい企業で働く者の方が高いことがあった。このことから仕事満足度には収入の影響のほかに企業規模の差による働き方の違いが影響しているのではないかと考え、企業規模と職業特性と仕事満足度の関連を分析した。また、主観的幸福度についても企業規模別との関連を分析した。その結果同じ役職に就いていても、必ずしも企業規模が大きい者は仕事満足度が高くはないことが判明した。
講評  本論文は仕事満足度と主観的幸福感に着目し、影響が強いと言われている企業規模に対していくつかの要素をコントロールし、本当に大企業に勤める人が中小企業に勤める人より幸福と感じているのかということを分析している。仕事満足度に関して大企業よりも中小企業の方が仕事満足度が高い状態がありうることを発見した点が評価できる。論文としては構成力が弱く、分析にも時間不足が否めないことから、もう少し早く着手していれば、さらに完成度が高まったと思われる。
キーワード1 主観的幸福
キーワード2 仕事満足度
キーワード3 JGSS
キーワード4  
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