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学科 | 社会学科 |
年度 | 2010 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | マスメディアによって創りだされる観光地イメージ |
内容 | 人々はどうして観光に駆り立てられるのであろうか?その疑問をメディア(映画・ドラマ・アニメ)が創りだすイメージを考察した上でメディアと観光の関係性を通して解き明かしていく。われわれはどこかに観光に行く際に、そこで何を見て、何を食べて等決定するのかはメディアによるイメージに影響させられることが非常に多い。現代の観光をメディアなしで語ることは出来ない。フィルム・ツーリズム(=ロケ地巡り)も映像メディアのイメージを追認するために行われるのだが、本論では「世界の中心で愛をさけぶ(香川県)」・「らき☆すた(埼玉県)」・「龍馬伝(長崎県)」を事例とし、分析していく。映画、ドラマの観光需要創出はその放送年には大きな影響力を持つのだが、翌年以降はその効果は減少していく傾向がある。結論としてこれらをふまえたうえで今後フィルム・ツーリズムは観光地発展のためにはどのような方策が考えられるのかを、上記の例をもとに考察した。 |
講評 | 14本の卒論が提出されました。テーマは、オンラインゲームにスポーツ政策、世界の幸福感、少年非行、死刑制度、中高一貫校、専業主婦志向など、多岐にわたるものでした。 今年はGPの相互啓発活動の一環として、北海道大学文学部の平沢ゼミと合同ゼミを10月末に行ない、いつもの年とは違った形で進んだ卒論作成でした。合同ゼミの後の私は「適度な緊張感と自負心・愛校心(?)を持ちながら徐々にお互い打ち解けていった結果、通常のゼミ合宿をはるかに上回る効果が得られた」と書いています。それがほんとうに論文としての成果に表れたのかどうかという点に関しては、ゼミ生個々の自己評価に委ねたいと思いますが、経験としては貴重なものでした。 例年優秀作は、4年生のはじめに明確な方向性を定め、着実に積み上げ展開できた論文が選ばれることが多いのですが、今年も結果的にはそうなったようです。Sociologyに掲載される論文は、問題意識という面でも論文の内容や構成という面でも、卒業論文としては非常にレベルの高いものだと思います。他にも優れた問題意識や興味深い資料を扱ったものもあったのですが、データを扱う技能不足から残念ながら当初の目的を達成できないものもみられました。本や論文を読むスキルと併せて、資料整理技法のスキルアップの必要性を特に今年は感じました。 |
キーワード1 | メディア |
キーワード2 | フィルム・ツーリズム |
キーワード3 | 観光 |
キーワード4 | オーセンティシティ |
キーワード5 | |
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