詳細
学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル 事業報告書等からみるNPO 法人――加古川市のNPO法人48団体の事例から――
内容 本論文は、NPO法人の事業報告書に着目し、そこから理想の収入形態を明らかにするものである。認定特定非営利活動法人を除き、寄付税制の優遇措置が取られていない現在のNPO法人は、その活動資金をどのように獲得するかが大きな課題となっている。しかし、NPO法人はその活動分野が多種多様であり、すべてのNPO法人に通ずる理想的な資金調達方法を検討することは困難であるとされてきた。そこで、加古川市で活動しているNPO法人28団体を調査対象とし、実際にどのような資金で活動を行っているNPO法人が、事業規模が大きく、活動期間が長いのかを明らかにすることで理想的な収入形態の検討を試みた。その結果、事業収入から資金を獲得し活動を行っている事業型NPO法人が、事業規模が大きく、活動期間も長くなるということが明らかとなった。よって、NPO法人が活動を活発に、長期にわたって行うには事業収入による資金獲得が重要なカギを握っているといえるのである。
講評 卒論テーマは早くに決まっていたのですが、具体的なリサーチ・クエスチョンの形成で苦労した研究です。最終的に、法人の財務諸表が読めるという自分の強みを活かし、NPO法人の事業形態を財務諸表の数値から類型化するというアイデアが生まれ、一気に形になりました。兵庫県内のNPO法人のデータの問い合わせで訪れた県庁の担当部署では、立木ゼミの先輩が配属され活躍していました。
キーワード1 NPO法人
キーワード2 事業型
キーワード3 収入形態
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.