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学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル かまどベンチが地域コミュニティにもたらす役割――彦根工業高校かまどベンチの活動事例より――
内容 「手作り防災かまどベンチ」が、ソーシャルキャピタル形成促進要因の5因子を満たすのかということをテーマにかまどベンチが今日のコミュニティ活動や地域の防災活動にどのような役割を果たすのかについて本論文はその研究と調査、分析、考察を試みた。「防災かまどベンチ」とは実体に迫り、様々な活動事例を紹介していく。また研究の指標としては、ソーシャルキャピタルを中心に展開している。今回の論文の調査分析手法としては、ソーシャルキャピタルの指標を新たに質的調査のインタビュー方法を用いて分析考察に組み込んだ。その手法を用いて「手作り防災かまどベンチ」の有効性を実証した。その結果としては、インタビューの回答からそれぞれ5因子に当てはまるというひとつの研究成果を導いて、「手作り防災かまどベンチ」の有効性の実証に成功している。今後「手作り防災かまどベンチ」が地域コミュニティのソーシャルキャピタルを高めるひとつの起爆剤となることで、より一層様々な地域コミュニティが発展していくと考えている。
講評 指導教員が座長を務めた滋賀県の「地域減災しくみづくり検討会」に、ほぼ毎回オブザーバー参加し、地域における多様なステークホルダーが協働して進めている減災活動の先進事例として「手作り防災かまどベンチ」づくりの活動に出会いました。何故この活動が滋賀県発の地域防災活動として賛同の和が広がっているのか、についてソーシャル・キャピタル醸成5要因モデル(立木, 2008)を枠組みとして用いて検討を行いました。足で稼いだ作品です。
キーワード1 手作り防災かまどベンチ
キーワード2 ソ-シャルキャピタル形成促進因子
キーワード3 質的調査
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