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学科 社会学科
年度 2010
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル なぜ、我が家は専業農家として成り立つことができるのか
内容 我が家は農業を営んでいる。生まれた時から農家の家に育った為、農家での暮らしは当たり前の生活であった。しかし次第に、減少傾向にある農業で、生計を立てられている我が家に疑問を抱くようになった。そこで、この研究を通し「なぜ専業農家として成り立つことができるのか」をテーマに検証していこうと思った。その為に、本論文では祖父や父を調査対象とし、インタビューを実施した。その調査を下に、我が家の農業を都市化地域農業や第六次産業等の概念を用いて分析していった。その結果、京野菜ブランドという付加価値のついた農産物を生産し、安全で新鮮な生産物を販売していることや、直接販売を行い消費者のニーズを活かした農業を営んでいることが、我が家の農業を成り立たせているという結論に至った。つまり、都市化地域農業と第六次産業が複合されたことにより、我が家は専業農家として存続出来ているのである。
講評 生産(1次)、加工(2次)、販売(3次)のすべてを足し合わせたあり方が今後の農業の活性化の方向だという今村奈良臣(1996)のモデルと都市化地域農業のあり方のモデルの2つを用いて我が家の社会学を実践した力作です。この中でも消費者との顔の見える関係を重要視し、そこから商品としての農産物を考えるマーケティング志向が極めて重要である、という洞察が導き出されています。3回生からコツコツと基本文献を読み込み、地に足がついた力作が生まれました。
キーワード1 専業農家
キーワード2 都市化地域農業
キーワード3 第六次産業
キーワード4 直接販売
キーワード5 高付加価値農産物
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