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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | キャラクターによるまちづくりについて―境港市と彦根市の事例から― |
内容 | キャラクター文化はアニメ、マンガの文化とともに日本に根付いてきた。その文化が地域のまちづくりに応用され、地域振興を目的にした「ゆるキャラ」が全国の地方自治体で制作されている。一方、多くの人に親しまれてきたアニメのキャラクターによるまちづくりも見られる。なぜ、キャラクターは地域に必要だったのだろうか。 本稿では、まず最初に、「まちづくり」、「キャラクター」、「ゆるキャラ」の3つの概念の意味をそれぞれ明らかにしていく。その後、ゆるキャラを活用してイベントを開催する彦根市の例。「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪をモチーフにした観光地づくりを進める境港市の例。この2つの事例をもとに、なぜまちづくりにキャラクターが必要とされるのか考察する。その中で見えてきたキャラクターのシンボルとコミュニケーションツールとしての側面に注目し、それらがまちづくりに果たす効果を検討していく。キャラクターとゆるキャラが、観光事業やビジネスとして成り立つ背景に特にコミュニケーションツールとしての意義を見出す。 |
講評 | 本年度の卒業論文のテーマは、教育、職業、社会心理、ギャンブル、まちおこしなど、多様なものだった。また用いられた方法も、文献研究、データの計量分析、データの質的分析などさまざまである。 論文すべてを通して感じられるのは、もう少し時間をかければかなりよいものになるということである。重要な発見がなされているにもかかわらず、議論が不十分で残念に思った論文もいくつかある。社会学の基本的な理論についてより深く理解すること、ならびに、議論の展開について、もっとしつこく考えることが必要なのだと思う。 そうは言うものの、厳しい就職活動の中、短期間でここまで論文を仕上げたことは評価すべきだと思っている。学生の底力には今年もまた驚かされている。 |
キーワード1 | 地域活性化 |
キーワード2 | キャラクター |
キーワード3 | ゆるキャラ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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