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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 理系離れの実態 |
内容 | 本論文では、理系離れという、理系学問や理系的な進路選択から、社会が離れて行っている問題についての研究である。この問題を新聞の言説より、学力・知識、興味・関心、進路選択の3つの理系離れに分類し、それぞれデータを用いてライフステージと併せて検証した。その結果、大人の知識面と関心面の理系離れが起こっていた。 また、進路選択では技術者に就職する者が不足しているという結果を得た。そして、これらの原因を分析し、原因から問題を整理しなおした。大人の知識・関心の理系離れは幼少時の理科的経験の不足が大きな要因であり、問題の所在が家庭や教育環境であることが分かった。また、技術者のなり手の減少は単に技術者への関心が無くなっているというわけではなく、就業構造が大きく関わっていることから、経済・企業側の問題であることを明らかにした。 |
講評 | 本年度の卒業論文のテーマは、教育、職業、社会心理、ギャンブル、まちおこしなど、多様なものだった。また用いられた方法も、文献研究、データの計量分析、データの質的分析などさまざまである。 論文すべてを通して感じられるのは、もう少し時間をかければかなりよいものになるということである。重要な発見がなされているにもかかわらず、議論が不十分で残念に思った論文もいくつかある。社会学の基本的な理論についてより深く理解すること、ならびに、議論の展開について、もっとしつこく考えることが必要なのだと思う。 そうは言うものの、厳しい就職活動の中、短期間でここまで論文を仕上げたことは評価すべきだと思っている。学生の底力には今年もまた驚かされている。 |
キーワード1 | 理系離れ |
キーワード2 | ライフステージ |
キーワード3 | 時系列変化 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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