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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 女性が働き続けるために ―家事と就業の両立支援策― |
内容 | 自分の就職活動を通して“女性が働きやすい会社”が存在することを知った。ここから、多くの会社は女性が働きにくい環境なのだろうかという疑問を持つと同時に、女性が働きやすい会社の特徴に興味を持った。社会では一生涯働き続けられるかどうかが会社や職種で決まるということを知り、その点について追求し、自身の母にインタビュー調査を行うことで日本に昔からあるジェンダー規範意識が就業に与える影響も検討した。 教員であった母へのインタビューでは、就業意欲以外に働き続けるために必要なものが何かを聞き、女性の就労と育児の両立支援に必要な要因を明らかにすることを試みた。 そして、多様化する女性の働き方や核家族の拡大する日本社会においては次々と作り出される支援策以上に保育所の新しいサービスや地域ビジネス、NPO法人の取り組みが今の日本に本当に必要な新たなニーズであることが分かった。 |
講評 | 今年の卒業論文は、17名という大所帯でした。この17名が、論文の提出受付開始から20分あまりで全員提出しました。例年になく提出準備が万全だったことはゼミ全体として評価されるべきことだと思います。 中味に関しては、例年のことですが、はじめから方向を定めて着実に積み上げていったものが結果的に成果を得たようです。とりわけ卒業論文集に載った2本の論文は、問題設定が明確で、実証的なデータ(インタビュー)を積み上げていき、設定した問題・疑問に対して回答を求めていく論文の形式ができており、完成度の高いものになっています。他の論文も、卒論としては十分なレベルに達していたものが多かったと思います。ただし、時間の問題もあったかもしれませんが、論文の構成や内容に修正の余地を多く残した論文も若干みられたのは残念でした。 |
キーワード1 | 女性が働きやすい会社 |
キーワード2 | 育児と就労 |
キーワード3 | 両立支援策 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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