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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 戦後広島の食文化の形成について‐広島風お好み焼きを事例に‐ |
内容 | 人はそれぞれ故郷の文化や習慣をずっと大事にしているものである。特に食文化においては「故郷の味」という事で特別な思い入れを持つ人は多いのではないだろうか。けれども、現在こそ食文化は各地で定着しているが、そもそも食文化はどこから発生し、どのような過程を経て人々の拠り所や習慣として馴染むまでに至ったのだろうか。地域によって様々な独自性がある食文化について、本稿では広島を事例として取り上げる。食文化が形成され、定着するまでの過程を全国屈指の知名度を持つ広島風お好み焼きを事例に考察する。 調査内容は戦後より代々続く広島風お好み焼きの店へのインタビュー調査を行い、広島では元は情勢を反映した質素な食べ物であったお好み焼きが、広島を代表する食べ物になるまでを明らかにする。調査の結果、広島風お好み焼きという食文化は広島の戦後復興を支えた女性の力が作り上げたものであることが明らかとなった。男性にはない女性の柔らかさや温かさが地域コミュニティの場を促進することとなり広島の文化を形成するまでに至ったのである。 |
講評 | 特殊なテーマであるが丁寧に考察をかさねたことが理解できる。インタビューも熱心におこなわれており、卒論として評価できる。 |
キーワード1 | 食文化 |
キーワード2 | 広島 |
キーワード3 | 女性 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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