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学科 社会学科
年度 2011
ゼミ名 鯵坂 学
タイトル 近代建築の活用――大阪市中央区・船場ビルディングを事例として
内容  近年、近代建築などの歴史的建造物をカフェや美術館、商業施設などに再利用する例が数多くみられ、一種のブームとなっている。また大阪市では、歴史的・文化的なまちなみを活かしたまちづくりをすすめるため、行政と市民が協働して「HOPEゾーン事業」に取り組んでいる。これ程までに近代建築の価値が認められ、保護すべきものと考えられるようになった歴史的経緯や、近代建築がまちづくりや都市景観にとって有用なものと考えられるようになったその理由について述べる。
また、大阪市の中でも多くの近代建築を擁する大阪市中央区船場に、オフィスビルとして現在利用されている「船場ビルディング」という近代建築がある。このビルを事例として近代建築とまちづくり・地域団体とのかかわりや、その魅力・利用形態に関して、船場ビルディングの管理者と入居者へのインタビューを通して考察し、近代建築が今後も活用されていく為の活路について論じる。
講評  今年の卒業論文は、例年に比べて良くできた論文が少なかったように思います。その理由は、①就職活動が長引いた人がかなりあったこと、②早めに就職が決まった人の中でも、取りかかりが遅い人がいたことだと思います。 卒業論文をしっかり書くことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付きます。分りやすい明晰な文章が書ける人こそインテリ(intelligentia)です。
 卒業後も的確な情報を集め、それをもとに明快な文章が書けるように自分を鍛えてください。
キーワード1 近代建築
キーワード2 歴史的建造物の活用
キーワード3 景観まちづくり
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