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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 消防団と地域防災――京都市上京区での消防団実態調査を通して |
内容 | 消防団員の減少と高齢化、被雇用者団員の増加にともなう消防団の弱体化が全国的に問題となっている。新規入団を促進するための様々な対策が立てられているが、消防団員はいまだ減少し続けている。 本研究では都心部の消防団の現況と課題、地域特性と消防団活動の関連について明らかにするため、京都市上京区にて消防団員へのインタビューと調査票調査をおこなった。1987年の先行研究との比較では大きな変化はなく、地域コミュニティは維持されていると思われた。しかしインタビューや自由記述回答からは、上京消防団も様々な問題に直面していることが明らかになった。年々増加するマンション等の新規住民の地域帰属意識は希薄で、消防団活動を支える郷土愛精神は揺らぎつつある。新規住民や学区外で働く被雇用者の増加に対応するためにも、消防団は協力事業所制度の導入や団員の処遇改善に取り組み、より機能的で現代的な組織へと「脱皮」しなければならない。 |
講評 | 今年の卒業論文は、例年に比べて良くできた論文が少なかったように思います。その理由は、①就職活動が長引いた人がかなりあったこと、②早めに就職が決まった人の中でも、取りかかりが遅い人がいたことだと思います。 卒業論文をしっかり書くことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付きます。分りやすい明晰な文章が書ける人こそインテリ(intelligentia)です。 卒業後も的確な情報を集め、それをもとに明快な文章が書けるように自分を鍛えてください。 |
キーワード1 | 消防団 |
キーワード2 | 地域防災 |
キーワード3 | 郷土愛精神 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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